
朝のテレビで仙台のNPO法人が「50歳以上限定の居酒屋」をオープンし大盛況を活していると朝の番組で取材されていました。50歳以上限定で会員登録することで、身寄りのない一人暮らしの方などが心のよりどころとして毎日のようにそこに顔を出している様子が放映されていました。
先日、私は42回目の誕生日を迎えました。
たまたま7月7日という覚えやすい日のため、覚えてくれて頂いている方が多く、リアルでももちろん、ネット上でしか会ったことがない方からも大変多くのお祝いのメッセージを頂き、本当に嬉しく、ありがたいことだと感謝しました。皆さん改めてありがとうございます。
分相応でしかできないけれど、自分がこの世の中に少しでも有益な仕事ができるよう、改めて自分に対し気持ちの帯を締め直したわけです。
前述の居酒屋を経営されている方は67歳。もとはIT企業の経営者でしたが、会社を辞めたとたんに潮が引くように周りから人が消えていったそうです。
その方はその苦く悲しい経験から、ふれあいを大事にする「コミュニティ」がほしいという思いで同年代の人が触れあえるその店を作ったそうです。
昔も現在も、生きることが大変なことは代わりがないと思いますが、その質は大きく変貌してきていると感じます。
物資的に満たされた時代を通り過ぎ、ネット社会で情報が溢れて個々にカスタマイズできることにより、便利になったと同時に「孤独化」という現象を招いたわけです。
その結果、現代(いま)を生きる人々の満足感が人間本来の「触れあい」に以前にも増して大きく傾いてきているのではないか、そう思います。
そしてそんな時代であるからこそ、私が常にそうありたいと願い、かつ少しは人よりも得意ではないかと自負している「人と人をつなぐ」といったことをどうすれば世の中の役に立てられるのか。
それは決して優等生的にということではなく、自分が生まれてきた意味、いうなれば私自身の「The Value of Life」をどうしたら確立できるのかということを改めて考えながら、この1年を送っていきたいと思います。